痴人の愛
現代視点でみると、ナオミは特にハイカラなというか、キラキラネームではない。
サラリーマンが自由に伴侶を選ぶのも痴人とはいえない。10代のアルバイト女性を引き取って育てて妻にするというのはゲーム的で一歩間違えれば犯罪だが、痴人とまではいえない。
しかし、最後の部分、ナオミの淫蕩ぶりに腹を立てて追い出した譲治が、戻ってきたナオミに屈伏する場面、馬乗りの場面は狂気を孕んでいる。
譲治の矛盾に満ちた執着、妄執は直接的に描かれたが、私にはナオミの強烈な心も感じられた。育ててくれた時の優しい譲治さんが好きだったんだという叫びのように思えた。
痴人の愛に見たものは「愛の狂気」であり、この点を笑える読者はどの程度いるのであろうか。
夏目漱石のこころもある意味、狂気であったが、痴人の愛は教科書にはタイトルしかでてこないので、一読の価値がある。ただ、現代の読者を増やすには知恵が必要ではないだろうか。例えば、ノベルゲーム化である。
技師が主人公のノベルゲームはないと思うので、Switchでノベルゲーム化し、ダンスパーティーの西洋人でも,カフェでも、会社の上司の娘さんでも新キャラを登場させて作ってみてはどうだろうか。
女性目線モードも作り、ナオミを主人公にして、こちらは原作にたくさんいるのでまぁちゃんだのにモテまくるゲームにすれば、ヒットするような気がする。
サマポケ
学生時代、key作品に触れていたからこそ視聴可能だと思う。
ストーリーは不自然で、人物は現実離れしている。
男性視聴者を意識したお色気も堂々と盛り込む。
きれいな映像と音楽、食べ物と奇行(印象的な言動)で味つけをする。
ドスコイ、レイダーン
チャーハン
教えてあげないよ
などなど。
とまあツッコミどころはたくさんあるが、楽しめればそれでよいのだろう。
いろいろ目を瞑れば、一番の良さに気づく。
それは懐かしさである。
深層意識というか、子どもの頃の感覚はこういうぼんやりとしたワクワク感とか淡い期待感とか、そういうものではなかろうか。
それを目的にしているなら、全ては舞台装置、演出である。
そもそもこんなに書かせていること自体、すごいことなんだと思う。
義妹生活、メモオフ6、光る君へ
元々このブログは雑感というタイトルがついていた。今回はまさに雑感、雑文である。
・義妹生活
見直してみた。それで気づく視点があった。要するに深いのだろう。
めんどうな擦り合わせをしてもどかしいという趣旨の感想がネット上で散見されたが、主人公達の背景設定を踏まえると確かにと思わせる。
この作品、そういう文学っぽい要素だけが魅力ではなく、音楽が良く、キャラクターの絵や声から生み出される雰囲気も十分魅力的である。
読売栞と綾瀬沙希、見た目と性格を入れ替えた方がしっくりくるのを逆にしてるのも魅力なのかもしれない。
・メモオフ6
評判がよいクロエ先輩ルートをクリアしてみた。同棲生活がキーなんだろうけど、魅力的なんだけれども、オフと向き合うメモリーに該当する仮初めの関係の箱崎さんが弱いのは否めない。
1を思い出せば幼なじみでカップルで死に別れた彩花であり、2であれば付き合って半年?のほたるである。1であれば、唯笑が机で泣くシーンは切ないし、詩音編では主人公が彩花と間違って呼んでしまい主人公が切ない。2は修羅場が生々しい。
クロエ先輩に対して男気を示す主人公は立派という印象、8を先にクリアした身としてはノエルちゃんのお姉さんも魅力的だなという印象というぐらいである。
・光る君へ
この世をば
我が世とぞ思ふ
望月の
かけたることの
なしと思へば
確かに最終回でも良い回だった。
唱和されているシーンをみて、
大相撲千秋楽 君が代を連想した。
君が代は
千代に八千代に
さざれいしの
巌となりて
苔のむすまで
時々、ボソッと日本語で愚痴る国際会議
「時々、ボソッと日本語で愚痴る国際会議」
というフレーズが頭に浮かんだが、話す相手として適当な者が見当たらず、ここに書く。
流暢なキレイな英語を話す者(それはそれでついていけない)、ジャングリッシュ(やっぱりニュアンスも含め気持ちが分かる)、その他、各種の訛りのある英語で話す者、ほんと、いろいろである。
内容も自由すぎて、たとえ日本語であったとしても適切に返すのは難しい気がする。当然ながら、ため息をつきながら日本語でぐちりたくなる。
日本語におけるそういう場でのコミュニケーション能力を磨きつつ、英語を中心に暇があったら語学の勉強を続けることは大事な気がした。
なお、外国人の日本への関心は、寿司が圧倒的だが、次いで、アニメ・漫画だった気がする。サケ(日本酒)も好きという人がいたような。ということで、とりあえず、外国人が来たら寿司屋につれていきましょう。