〔アニメ〕ガンダムシードデスティニー

2年越しぐらいで、ようやく最後まで見た。「未来のために生きる」という心と「過去のために生きる」がぶつかって、前者が勝つという話。デュランダル議長のデスティニープランって面白いとは思うんだけど。
この時代背景の中では過去のために生きようという気持ちを持つ人が多いのは事実で、そういう人はまさに弱者であり、犠牲者。未来のために生きたいと思える人は結局才能や環境に恵まれた人間。その矛盾はありうるけれども、結局未来のためにという心の方が人間を強くする。過去を受け止めた上での未来であれば、それは強さかもしれない。
それはともかく、作品としてはメッセージ性をとるかエンタメ路線をとるかが中途半端になり、派手な戦闘シーンもカタルシスを生まず、恋愛もよく分からず、最後に評価を落としたシードをそのまま引きずった作品だと思う。