〔漫画〕ef - a fairy tale of the two. 1〜3巻

この漫画、ハマってしまった。お話は、「宮村みやこ」というヒロインと「新藤景」という幼馴染が主人公「広野紘」を奪い合うという三角関係というベタベタなものである。しかも、出会いが偶発的な引ったくり事件であり、その後終始みやこが積極的で主人公はひたすら受身である。ギャルゲーやエロゲーの基礎的な展開であり、ご都合主義である。
にも関わらず、なぜハマったのか。それはツボを全部おさえたようなポイントがあったからである。具体例をあげよう。
主人公は独り屋上で高校生でありながら漫画家として構想を練っているところに、みやこが現れ隣に座るという展開。彩りのラブソングを思い出した人は少なくないだろう。
また、みやこは漫画作成で頑張っている主人公のために食事を作りに来てくれる。季節を抱きしめてや虹色の青春に思いを馳せるのが普通だ。
さらに、みやこは変わり者である。その時したいと思ったことをする、つまりは自分の価値観を確立している男っぽい子である。よって、クラスで孤立している。ここでハネムーンサラダの一花さんや瑤子を連想した人は大正解。
ついでに、個人的なことを言うと3ヶ月前に別れた彼女とそっくりである。
ということで、いろいろ弁解したが、みやこはいいです。ホントに。名前も最近の流行っぽくないのがいい。
だが、大々的に宣伝しているので、その戦略に乗せられたようで悔しいのだが、みやこに免じて許す。確かにギャルゲーっぽいのだが、このヒロイン単純に成績優秀、容姿端麗でない、相当な悪女なので、そこがまたいいのです。

というわけで、ゲームも買っちゃうかもしれない。漫画もおすすめ。