アマガミ

今クールはめぼしいものがない。そんなところで、アマガミをなんとなく予約していた。なんというか、恋愛の王道路線。しかも、演出過剰ではなく、ありそうな話に終始。
なんとなく、後輩の女子に優しくした主人公をみた先輩のヒロインが主人公を「やさしい人」と評する。
ここの部分が男と女の認識のすれ違いを象徴するような気がする。それと同時に、恋愛の本質な気がする。
それでいて、最後に先輩ヒロインは主人公の告白をふる。男はこれを真に受ける。解釈する。そして、落ち込んだところで第1話が終わる。
客観的に見れば、このヒロインは相当思わせぶりな態度をとっており、単純に本心を言葉にしたとは思えない。その辺を当然主人公に分かってほしい、というか分かってくれて当たり前だろと女性であるヒロインは思っている。
ただ、実際には男はそうは思わない。すれ違い。男はもっと単純な世界のなかで生きているし、思考も筋を通したいと考えている。
そこを大人の男女の場合は心得て対応するものだが、高校生ではすれ違う。
それが面白い。true tearsでもあったような王道な話なのだが、切り口を変えてみるだけで、違ったように見える。そういう話なのだ。