卒論やりながら、考えた戯言をば

まず、今年は2005年、日露戦争終結が1905年!ということは100周年なんですね〜日露戦争というのは、近代日本が生きるか死ぬかの瀬戸際のまさに「皇国の荒廃この一戦に有り」な戦争でした。この戦争の勝利が関税自主権の回復、対外植民地獲得等の近代日本、ひいては現在の日本国の基盤を形作ったといっても過言ではないわけです。

そんななか、自分の中でひそかに祝おうという日です。

です。それにしても、「その時歴史が動いた」の海軍少佐秋山真之の丁字戦法に相当感銘を受けました。太平洋戦争研究会はこの戦争の勝利が日本を奢り高ぶらせ、韓国併合という大罪を犯し、日本を破滅に導くきっかけとなったとか言ってますが、結果論としてそう言えてもこの国民戦争によって強国ロシアを破り、アジア唯一の近代国家となり、欧米の植民地支配をうけていたアジア諸国民を勇気付けたという歴史に適度な誇りは持つべきと思います。正直、バランスを逸して教えなさすぎじゃない?戦後教育の反日ぶりは今の日本人のだらしなさを作ったと思っています。

さて、あと戦前の民主主義ですが、日本は不十分ながら諸外国に比べてもかなり民主的な憲政をやっていたという事実を知るべきですね。ま、それはともかく、近代日本が基本原理として持つべき哲学は、「人権、平和、国民主権象徴天皇制」だと思います。国民主権象徴天皇制をくっつけたのは、自由自由言っても最終的には国家の一員として守るべきルールに関しては一致しなければならない、つまり統一ですね。その統一と永続性のシンボルが天皇陛下なわけですよ、これ大事で戦後教育に欠けている点じゃないですか?クラスでワーワー言って、決まったことでも従わない、ってよく見かける光景ですが、今の日本も最低限のルールを守るってできない人が多すぎですよ。
あと、天皇は日本の歴史を象徴しています。大王の時代から大和朝廷律令国家、さらには幕府による封建体制、明治維新と続くわけですが、天皇は欠けたことがありません。まさに有史以来天皇は存在するわけです。いろいろあって、日本も英米流の自由と民主主義を取り入れたわけですし、かつそれは日本の歴史の中の一ページなわけです。
その重みを感じながら、今後の日本国民は日本国の歴史をこれから一つ一つ作っていかねばならないのですね。そんなことを考えました。ではでは。