〔政見〕

民主党新代表前原誠司憲法9条改正を明確にした。
野党第一党の党首が国の基本政策である安保問題で真っ当な答えを出したことを大いに支持したい。

自民党との違いは、やはり昨日書いたように、経済政策における政府関与に置くべきだ。
税制、公共投資社会保障、国と地方の関係、官界とのしがらみのない改革、これらの抜本的な改革は民主党にしかできない。

労組との関係を断ち切り、旧社会党系の議員には刺客を送ってでも葬るべきである。
彼らは社民党に行くべきであり、民主党という偽の衣をまとって当選してくるのは浅ましい限りである。

温かみのある持続的な社会を作ると言って、官界の実質的な部分に切り込んでいくことが最も重要である。事務・事業の切り分けと本当に必要な行政需要を見つけ出して、国民に感謝される行政を作る。しがらみのない体制でしかできないことだ。

管氏の失敗は、政治任用を提示したり、局長級には辞表を出させるなどの官界の感情的な反発を生むような手段のみを強調したことにある。必要なことは、大きな目標をいかに達成するかである。そのための手段を前面に出すやり方はうまいとは言えない。政権交代もあくまで手段にすぎない。

手段ではなく、大きな戦略目的を語れ!
これが新民主党に言いたいことである。