書いてみる。
特になしといいたいところだが。
うーむ、やっぱり一言。
戦ってこそ得られるものがあり。
戦国の島津、現在の日本も。
結局、戦ったから今があるような気がする。
それはそれとして、萌えって最近なんだか分からなくなった。
大衆化したせいもあるけど、メイド喫茶のメイドさんをみて萌え〜とか言っているバカな芸能人を見ていると、ますます分からなくなる。
萌えって、結構オタクの中じゃ神聖な概念だったような気がするんだけどなと。
これは萌えるとかこれは萌えないとか、秀逸なストーリーやキャラクター、法学部生だったから鋭い説得力ある法律構成や概念なんかにも使っていた。
ま、結局これってサブカルであって、一般には理解されえぬのさというエリート意識が透けて見える我々のオタク運動だった気がする。あえて、社会から白眼視されているものを信奉して価値付けを行っていくという運動。日本という共同体が閉塞して、成長というものがなんだかよく分からなくなっていくという状況の中で、先進的な文化とみなしていたアニメを積極的に支持していた。
今じゃ、政府のIT戦略本部やら総合科学技術会議やらの内閣直轄機関がアニメやゲームといったコンテンツこそ日本のこれからを担う産業になるなんて言って、振興しようとし始めている。政府と密接な関連性を有している大マスコミもこの雰囲気を察して、これまでの偏見を捨て、大衆に受け入れやすいように加工して先進文化を垂れ流しているのが現状だ。
となってくると、我々の闘争はなんだったのかと思わざるを得ない。結局、大衆化したから産業としていいのかもしれないけど、アニメの先進性というものが薄れたように感じる。新しさを感じない。アニメは既成の表現の枠を打ち破る先進性があった。それなのに、現状には新しさを感じない。
とまあ、正直これはあんまり詰めた話ではなくて、最近の感想というか感情だ。