〔雑談〕学者でない私はめんどくさくなったので、結論だけ書く。

恋愛市場は現在、昔と比べて情報が非対称な状態である。お見合い、紹介が中心であった過去に比べ、現在はナンパ、出会い系サイトや合コン等のお互いの情報が質・量ともに不十分な状態であることが多い。
この状態では、経済学でいう情報の非対称性による市場の失敗が起こるのが必然であり、いわゆるレモン市場(悪貨が良貨を駆逐する)が起きる。
これを察知した人間は恋愛市場にそもそも参加するのをやめ、オタクになっているのではないか。*1

でもって、現実存在する良貨同士のカップルは実は相変わらず、紹介や同じ大学のサークル等の「情報の非対称性」が一定度解消されているところで知り合っているのが実情ではないか。ネットで知り合ってとか、合コンでというのはあまり聞かない。
要は、オタクは「市場の失敗を起こしている恋愛自由市場に参加しない」という賢明な選択をしている。
ま、実は自己正当化論理かも。直感で思ったので。色恋を否定すると人間曲がるので、オタクの中に二次元至上主義者がいるけど、それもどうかなと思っているところ。この議論、実は少子化問題にもつながるやも。一方で、もはや生物としての膨張限界に達しているからという論理もありうる?とか思っていたり。友人Tはそれは流行というミームの蔓延であると喝破してましたが。う〜む。

*1:この点、本田透はオタクは善良だから、女性を口説き、騙すようなことはしたくないと考えているので、恋愛市場を忌避しているとし、森永卓郎はイケメンで金持ちでないと恋愛市場で負けるので、そもそも市場に参加しないのだとしている。いずれも参考にはなるが、オタクは必ずしも善良でないし、イケメンで金持ちでもアイドル狂いで女性と付き合おうとしない男が結構いる点を踏まえ、上記の仮説を提唱。