〔雑談〕最近、好きだな。

小沢一郎の真似をして朝の散歩したり、功名が辻山内一豊の真似をして杯でお酒を飲んだりしてます。

真似は学問的には模倣という言葉になるが、T先生のミーム理論の前提にある理論である。よくも考えてみると、職場でもいつの間にか上司や先輩の真似をしている。特に感情的にイイと思った人の真似は自然にしているようだ。しゃべり方をなんとなく真似してしまう。

ジーンの方の生物的遺伝子も利己的で自らのジーンを広げようと躍起になるけれども、ミームの方も実は利己的でいろいろ真似をされて広げたいという思いを持っているのかもしれない。それが権力志向や上昇志向、さらには征服欲に繋がっているとしたら、これはもう社会科学の領域で議論しなければならない問題なんだろうと思う。

視点として、ジーンとミーム。文化遺伝子の存在を客観的にどう捉えるのか。文化遺伝子は実は保守理論の根本である慣習や伝統とも密接に関連している。

社会科学者が合理的理論を提示しているように見えて、実際は結論がおかしいことが多いのはこの点を無視しているからなのではないかという直感がある。彼らは優秀な頭脳を持って真面目に取り組んでいるのに、一般からはサヨクと蔑まれている。彼らの合理的姿勢は決して間違ってないし、才能なのだ。それなのにそれがミスリードに終わるという現象を私はもったいないと思っていたりするのである。

いずれにせよ、その辺を研究すると面白いかもしれない。退職してからやろうと思っていたり。