〔漫画〕げんしけん8巻

なんというか、女ヲタ(ヤオイ系)も大変なんだなと思った。確かに、男がエロ同人誌を書くのだって、高校時代ですら抵抗がある感覚はあった。それを世の中分かっていない中学時代になると・・・・。確かに。
世の中にはいろんな人がいるわけで、憲法で保障される表現の自由の範囲(時と場所、他人の名誉・プライヴァシー、肖像権への配慮がありさえすれば)、本当は何やったっていいわけだわな。だけど、世の中の暗黙の常識があって、その仕切りの中で生きようとすると、まあ生きにくくなる。で、未熟な時代にこの辺でトラブルがあると、まあトラウマになって一生に響いたりする。
私の場合、今問題になっているいじめが小学生時代にクラスで頻発していて、傍観者もいじめる側もいじめられる側もフルコースで体験したことによるトラウマがあった。具体的には、いじめる側だった人間が、ガキ大将の気まぐれで一日だけいじめられる側にまわって、はじめて、いじめの結果どんなに人が傷つくかに気づいたという出来事。それ以来、深く自責の念を持ち続け、トラウマになり、その後の行動原理に影響を与えた。当時の頭では処理しきれず、その時感じた激しい自責の感情だけが成人しても頭にまとわりつき続けた。今から考えれば、責任は小学生の私というより、いじめに気づかず止められなかった教師にあるのである。というくらい、あっけないものである。しかし、公共のために社会問題を解決していきたいというようなことを考えたのも、この経験が大きい。そう考えると、なんだか恐ろしい。