らき☆すた

この作品、薄々気づいているんだろうが、おとボクの系譜に沿っている。
本田透の分析によった価値判断かもしれないが、かなり当たっているような気がする。
最近のオタクの傾向として、自分自身を少女化したい欲求があるのではないか。
モテモテハーレム状態に現実性を持たせようという試みはいろいろ今までなされてきた(幼馴染、従姉妹、妹、メイド、異世界人)等があったが、主人公が規定されている限り、オレはこんなんじゃね〜という否定的感覚は昔からあがっていた。

端的に、オレはこんなサッカーうまくないし、夜練なんて絶対やらないとか・・・あんな髪じゃないとか、あそこまでヘタれてね〜というものがあった。

この状況下で、出した答えが、自分自身を少女に投影させてしまおうという大胆な展開である。女装潜入ラブコメディと題したおとボクや、女学院内のレズ的関係を描写するマリ見てであった。

そして、「らき☆すた」では、典型的なオタク男性がやっている行動を素で女性が行っているという設定のキャラクターこなたである。で、オタク一般の反応はやはり、自分がこなたになった上で、それを理解してくれるかがみに萌えるというものとなっている。

ということで、まさに同じ系譜であることが分かるのだが、私自身はこなた好きである。現実にありえね〜けど、現実に、こんな変な女を見つけたら、絶対離さないというのが私だったり・・・・・。これは、まあ、オタクの中には、好奇心という観点やへそ曲がりという観点からオタクになった奴もいるわけで・・・・・。ですが、少数派らすいです。同志を求む。

それはともかく、OPのチアの背景が明かされ、勝手に私は感動してました。同時にschool daysの壊れっぷりにも手を叩いて喜んでいたけどね。

そんなこんなですわ。