本田透著「自殺するなら引きこもれ」

結構、面白かった。題名と中身はちょっと違う感じなのだが、「義務教育→高校→大学→企業」という高度成長期に一般化したルートから外れた(高校中退)著者の経験が綴られている。第4次産業といわれる情報産業が彼らを救っている。本を読み漁り、哲学にはまったとか、大学時代に私自身もいろいろやったことがでてきて、なんだ、やっぱりみんな同じことを考えていたんだなと共感できた。
学歴社会の崩壊とかいろいろ言われて久しいが、情報革命による様々な社会変化とパラレルな気がする。実はオタクを生んだ、アニメーションやノベルゲームなどもこれらとパラレルなのではないか。
そういう意味でも、これらとしっかり関わった大学時代は正しい道だったんだと最近思う。当時はアウトサイダー気分だったが。