2004-11-05から1日間の記事一覧

梟の城

重蔵が堺の町に入り込んだ序盤である。ここまで読んで、やはり司馬らしいテンポの良さと節々に感じさせる心象風景描写がうまいなと思う。あと、忍者の秩序のようなものが面白い。印象的な言葉が「仕事であれば人も斬る」。自らの役割に特化し、マシーンと化…

クラナド

古川渚編。まだ、半分もいっていないが、坂上智代編よりよほど不自然に感じる。主人公と春原の仲もだいぶ異なるし、人格さえ変わっている。画像音楽付の小説といった形のビジュアルノベルが同じ人物を使って、全く異なるストーリーを描くということに少々問…

卒論

国民主権の制定過程、主権の主体そして決定力としての主権概念を確認した。正当性契機と権力性契機。通説は二つの要素を含むというが、正当性契機のみに限れないか自説で検討したい。具体的には芦部、杉原を反対説にし、樋口説的な要素を加味しながら書くつ…