銀河英雄伝説外伝「黄金の翼」

元々銀英伝のファンであるので、まだ見てないという意味で借りて見てみました。が、期待に反して駄作でした^^;;まず、ストーリーがしっくりこないですね、駆逐艦の艦長になったラインハルトが部下に信頼を得る過程がかなり雑に描かれていて説得力がなく、さらに正邪の区別がはっきりしすぎて興ざめもいいところだった。銀英伝のいいところが、はっきりした正邪があいまいでそれぞれ強烈な皮肉が含まれていることなのに。そして何より致命的なのは声優!やっぱり、ラインハルトは堀河亮がやってナンボってところはあったし、さらに致命的なのはヤンウェンリーの軽薄な声。もはや、あれは別人物だった。というわけで、この作品を借りて良かったのはただ一点。ラインハルトの母がなぜ死んだかが分かったこと、さらにその死に方がなんとも将来を暗示してますな。名門貴族のボンボンが犯人で訴追できずなんて話、今時日本にはないようで警察や有力政治家に関わる人の交通事故が案外もみ消されるなんて事件があるらしいから、全く縁がない話でもない。人類普遍の国家発祥以来の腐敗でしょう。ま、と借りた作品のいいところを一つでも指摘して、自己正当化です(これって、世の中で結構使われてそう・・・^^;;;)