オタクはすでに死んでいる

オタクの大衆化に伴い、旧来のオタクが持っていた品性や知性といったものが不要になり、オタクは死んだというのが要旨。この本も結論として、日本人が全てバラバラになったというかのような論理飛躍があって、ちょっと最後に戦線を広げすぎた感覚がある。ただ、最近のオタク文化を評論するのであれば貴重な参考文献となると思われる。
第二世代オタクの役割が理論武装だとすると、偏見がまだまだあるなかで、まだ第二世代の役割はなくなっていないということなのではないかという私見を持っている。