面白いと思ったのは

光秀が濃姫に惚れていたというお話、創作であると思うが従兄妹であるが故にあり得ない話ではないという意味で興味惹かれた。実際、歴史読本96年7月臨時増刊号「天下取り戦国武将データファイル」166頁によれば、道三と義竜が戦って道三方についた明智家が散り散りになった後に光秀は母の実弟の山岸光信に頼り身を寄せた際に、その娘の「千草」という従兄妹と同居することになったらしい。この娘は絶世の美女であった。以後引用する。はじめのうちは従兄妹だということで、光秀はあまり感情を表さなかったが、千草が光秀に男性を感じて、ある日、

  • 「わたしは、お兄様が大好き」

だと打ち明けられたときから、二人の情熱は急速に燃え上がり、恋仲におちいってしまった。とまあこんな記事があるので、濃姫も光秀の父方の列記とした従兄妹であるが故にこのネタが作られたのかもしれない。