2005-02-14から1日間の記事一覧

中国の教科書

最後に中国の教科書の問題点について、中国人の学者がある論文で指摘していたことを引用する。 チベット問題やベトナム侵攻問題を全く取り上げていない。 米国により日本は敗れたのに、中国の独力で日本を勝利したことになっている。 文化大革命で3千万人の…

濃尾システム 磯田道史 文藝春秋2004年11月号

今にかなり残滓を残す江戸システムを構築したのが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といういずれも愛知県出身の武将であることから、濃尾システムとは何かを検証した文である。全体として結論は、人間は永遠なるものを求めるものであるが、日本人はそれを家の…

猪瀬直樹「禁欲の富国論」文藝春秋2005年1月号

現在の少子化、低成長時代における日本への処方箋として江戸期の二宮尊徳を紹介しつつ、論を展開していた。総じて、何かを主張するというより、実証的な研究結果の紹介のような細かさもあり、少々読んでいて瑣末感と論旨がずれがちであるなと思った。例えば…

岡崎久彦*1

靖国神社に関してなのですが、簡潔にまとめると 戦没者慰霊は当然である。 吉田〜田中首相の時代は例大祭に毎年参拝していた。 三木首相の時に私的参拝といいだし、さらに8月15日参拝を行った。それから、公私の別が問われ始め、天皇が参拝できなくなった…

大学に用があって

先週の11日のことですが、大学に用があって、その後図書館にこもって本読んでました。というか、雑誌・新聞の濫読でしたが。というわけで、いくつかの項目に分けて簡潔に書きたいと思います。